以前、スリッパの法則という本があったのですがそちらの最新版です。これから成長していく会社に投資をしようとしている藤野さんが会社訪問の中で見つけた様々な特徴が書かれています。実際に投資家として会社の成長の様子を見ていた中でこういう理屈でこういった特徴がありますという書き方になっていますので単純に法則だけ見て鵜呑みにせず、その背景もしっかりと読んで欲しいです。自分の会社の成長性はどんなものかな?という視点で読んでみるのも面白いです。
『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』 深田晶恵
世の中の投資家がアベノミクス相場で明るくなっている時だからこそこういった本に出番があります。
投資で失敗する人も最初から大損して止めるのではなく、どこかで一時的に利益が出ていることが多いです。そこでアクセルを踏み込んだ結果がリスクの取り過ぎだったり、どこかに偏っていたりといった事を生み出します。投資初心者が陥りがちな点を丁寧に解説していますので始める前に読むのが最適ですが、始めてみてわかる感覚というのも実際にはありますので投資を始めた方は一度読んでみると勉強になる点があると思います。
『行列のできる人気セミナー講師が書いた世界一やさしい年金の本』 井戸美枝
年金制度はとかく複雑でわかりにくいのですが、数ある本でも実用的な一冊だと思います。わかりやすさを重視した結果、文字も大きく内容薄くという本がありますが、この本はしっかり抑えるべきところは抑えています。セミナー講師という事でどういった事を知りたがっているのかというツボも知っているというのが強みなのかと思います。年金不安の多くはどれだけもらえるかわからないという漠然とした不安が多いと思いますので、制度をしっかり理解することでじゃあどうしていこうかという一歩を踏み出せるのではないかと思います。
『越境せよ!』 石田和靖
一冊だけ毛色が違いますね・・・と言われましたが、コツコツ六本木の会場になっているWorld Investers Travel Cafeのオーナーでもある石田和靖さんの日本にいて悶々としていないで海外に飛び出そう!という本です。新興国の熱気をそのままビジネスに活かしている石田さんの経験と外に飛び出そうというメッセージが詰まっています。