レオス・キャピタルワークスが運用・販売をしている「ひふみ投信」に姉妹ファンド「
ひふみプラス」が誕生、
SBI証券で販売されます。(5月15日から販売開始で運用開始は5月28日)
ひふみ投信は先日R&Iファンド大賞の日本株式部門で最優秀ファンド賞に選ばれたり、投信ブロガーが選ぶ!ファンド・オブ・ザ・イヤー2011でも4位に選ばれるなどしていますが、レオス・キャピタルワークスでの直販のみということでネット証券でも販売して欲しいという声が同社に寄せられていました。
4月にはひふみ投信をひふみ投信マザーファンドに投資する形に変更し、ネット証券での販売へ着々と準備を進めていました。
個人的には適格機関投資家向けのファンドが先かな?と思っていたのであまりの早さに驚きました。
ひふみ投信には長期保有で信託報酬が実質軽減される「資産形成応援団」という仕組みがありましたが、これをネット証券で実現するにはシステム対応が大変ということでひふみプラスではファンドの純資産総額に応じた信託報酬の逓減が予め決められました。
SMTインデックスファンドシリーズが信託報酬を逓減したファンドは素晴らしいですが、このように事前に純資産総額に応じて投資家に信託報酬逓減という形で還元する姿勢も素晴らしいことだと思います。
そして、純資産総額が増えると販売会社の取り分は増えて投資家には還元されないのが一般的な中でSBI証券が純資産総額が増えると取り分が減るという事を了承したという点も素晴らしい決断だと思います。
また、SBI証券で購入するメリットとして、毎月500円からの積立にも対応します。
ひふみ投信の積立は積立頻度を調整できるものの10,000円からという事でもう少し少額から積立をしたいという声も以前から聞こえていたので、そういった投資家には嬉しい点ですね。
ひふみ投信もひふみプラスも投資するマザーファンドは同じひふみ投信マザーファンドですので、基本的には投資パフォーマンスは変わりません。(純資産総額が500億円を超えてからはひふみプラスがコスト差分上回ることになります)
個人的には長く持つと実質信託報酬が下がる仕組みの方が魅力的に感じますし、既にレオスに口座を持っているので引き続き直販でひふみ投信を積立し続けますが、ひふみプラスによる新しい投資家が増えるといいですね。
直販モデルではなかなか解約しないという特徴がありましたが、これがネット証券を経由して販売することでどう変化するか?という点が一点心配ごとですが、メールなどでメッセージを送ったりするんでしょうか?(過去に楽天証券でレオス日本成長株ファンドが推されていた頃はそんなこともしていました)
SBI証券専用ファンドというわけでもないので、声が多ければ他の証券会社や銀行などでも販売の可能性はありそうです。