この秋にいよいよ渋谷パルコに出店が決まったという事でキックオフイベントが8月8日(水)にありました。自分は別の用事があったので参加しなかったのですが、その時の様子がワールドビジネスサテライトで放映されました。
自分はパルコの小口株主でもあるし、ミュージックセキュリティーズのマイクロファンドもわりと積極的に買っています。しかも、募集しているファンドの中にスープストックトーキョーなどを展開しているスマイルズのデザイナーさんがいました。
スマイルズの遠山社長のお話を聞いてすっかりファンになっていたのもあり、自分もマイ・パンダというブランドのファンドに一口出資しています。
ワールドビジネスサテライト でも紹介されていましたが、このファンドは事業計画通りにいったとしても一口3万円の出資に対して配当はわずか475円。税引き後だと380円しかありません。
その分、元本を確保するまでは売上の20%を配当することになっていてできるだけ元本は投資家に返そうという仕組みになっています。逆に投資元本を返した後は売上の0.25%の配当という事になり、金銭的なリターンは多く望めない設計になってます。
投資商品として考えた時にこのファンドはよいファンドでしょうか?
投資対象は実績のないスタートアップですし、特定のプロジェクトに限定しているので全く分散もされていません。公募投信とは違ってコストは事業者が負担することになっていて投資家は負担しないのでコストは安いとしても、よいファンド=儲かるという定義で考えるとこのファンドはダメなファンドでしょう。
「応援の気持ちを小口の出資に変え、出資から繋がる新しい関係を楽しんでいます」
「自分で作りたくても技術などが無くて作れない中、技術のある人に、作りたい気持ちをのせて出資しました。」
「今日参加して、出資している実感が もてました。出資している人・物を、具体的に見れて良かったです。」
損をするのは、できれば避けたいでしょうけれども、そこには単純に儲けたいというのとは違う価値観が確かに存在しています。
そんなに儲かる投資商品ではないですよ。という設計にした結果、逆にこれまで投資をしてこなかった人に「共感」をきっかけにした投資経験が生まれています。
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