7月末に政府がまとめた日本再生戦略に書かれていた「ふるさと投資プラットフォーム」、予想通りミュージックセキュリティーズなどのマイクロ投資を推進する事だったようです。(前回の記事は
こちら)
そんなふるさと投資について、8月14日にはワールドビジネスサテライトでも取り上げられました。
ワールドビジネスサテライトではふるさと投資の事例として滋賀県長浜の黒壁地区でガラス作家さんを応援する
ファンドを取り上げて紹介していました。
ふるさと投資の事例と投資家像
滋賀県長浜にある黒壁地区にある吹きガラス工房では炉の火を24時間落とす事がないため、ガス代がかなりかかりますが、それを1口5万円のファンドで一般の方から広く集めました。滋賀銀行さんの話だと、融資することもできたものの、ファンを増やすという意味も持たせてファンドでの募集を提案したという事でした。
ファンドを設定した
ミュージックセキュリティーズではマイクロ投資と呼ばれるミュージシャンや酒蔵、地場産業や林業、農業などを応援する投資を数多く取り扱っていますが、そこに集まる投資家は一般にイメージされる姿とは異なります。
【投資の動機(複数選択可)】
仕組みに共感したから 21.8%
事業者を応援したいから 18.4%
事業者の考えに共感したから 11.3%
利益が出そうだから 0.8%
利益が出そうだからと回答した投資家はわずかに0.8%にすぎず、マイクロ投資というみんなの小さなお金を集めて応援しようという仕組みに共感する人が最も多く、ついで事業者を応援したいから、事業者の考えに共感したからと続きます。
投資家の求めるリターン = 金銭的なリターン
ではなく
投資家の求めるリターン = 共感した事業者を応援することによる満足 + 金銭的なリターン
投資家の求めるリターンの定義が変わっているだけでなく、金銭的なリターンよりも応援する気持ちの方が優先度が高いという不思議な現象が起きています。また、投資家もお金を持っている人が中心ではなく、30代〓40代の現役世代が中心です。決してお金持ちが道楽で応援しているわけではなく、普通の人達が投資を行なっています。
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