間伐材で工業製品を作るのはなかなか大変。安定供給されないため。
日本にも6千万膳作れる工場はあるが、間伐材ではなく輸入材などを利用している。
間伐材割り箸が多く使われるようになるとこの地域の間伐がかなり進むようになる。
立派に育った木を建築資材に使うのが林業の王道だが、それに向かない木を何に使うか?
清水:
節があっても節をよけて割箸に。
節が2つあったらペレットに。これまでの会社では箸に使える部分を箸に、残りはゴミになっていた。
ここの場合は箸に使えない部分はペレットに。オガコも利用する。ゴミはでない。100%利用する。
竹本:
節の多い間伐材が多い現状においては画期的な取り組み。
清水:
割り箸とペレットどちらか一方では(採算的に)難しい。
ワリバシにできるのは20%程度で単独では採算にのらない。
普通の間伐材(小径木)で箸を作ったのは日本で初めてだと思う。
伐り出されてきた間伐材。これまでは山に捨てられていたものも多いが、まず持ってくる。
製材所で板にする。厚さは16mm
これを積み上げて2週間くらいかけて天然乾燥。
そのあとバイオ乾燥。木で囲ってあるもので木の水を出す力を生かした乾燥機。
人間も入れるくらいの温度。自然に近い形でじっくり乾燥させる。4日くらい。
温度の割には早く乾燥させる。
続いて適度な長さに裁断。
24枚ついたギャングソーで切ると25膳の原型ができる
製箸機に入れると1秒に1本きれいな箸が出てくる。
1年に6000万膳の生産能力。