長野県松本市に本社を構える
ユニオン投信に資生堂労働組合の資本参加が発表されました。
労働組合が運用会社に出資?と聞くと不思議な感じがするかもしれませんが、もともとユニオン投信自身もセイコーエプソン労働組合が母体となって設立された直接販売も行う投資信託の運用会社です。
設立直後はエプソングループ労働組合の出資に留まっていましたが、昨年11月の国際航業労働組合、今年4月のツムラ労働組合、6月にJAM京三製作所労働組合と外部労働組合からの出資が続き、資生堂労働組合(1千万円)で6社目の資本参加となります。
資生堂労働組合の赤塚執行委員長の言葉を読むと労働者の可処分所得を増やす活動の一貫として運用会社 への出資をすることについて内部から反対意見も出たり決して平坦な道のりではなかったようです。
それでも最終的にはユニオン投信の理念が組合の目指す理念と一致していることなどの理由により、資本参加という事になりました。
運用会社の母体が非営利団体の労働組合という世界的にも珍しいユニオン投信の今後に引き続き注目したいと思います。
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