鎌倉投信が運用する結い2101の6月を振り返ります。
■ 今月の巻頭特集
投資先のいい会社訪問として6月30日に開催されたサクセスホールディングスさんへの訪問がレポートされています。私も参加しましたが、実際に保育園でふんだんに間伐材の遊具や家具が使われているのを見たり、柴野社長のお話をじっくりと聞くことができて良かったです。当日のレポートは当ブログでもまとめています。
■ 第4回「結い2101」受益者総会
8月30日に開催される受益者総会に新規に組入れられたエー・ピーカンパニーの大久保常務、ベルグアースの山口社長も登壇されることになりました。午後は第一次産業をテーマにかなり盛り上がりそうです。
塚田農場などの居酒屋チェーンを運営していますが、市場を通さず生産地から直接食材を仕入れることで第一次産業の強化と顧客にこれまでなかった鮮度と価格で料理を提供しています。
タオル生産で有名な愛媛県今治市にあるタオル生産会社。池内タオルは自社が利用する電力の全てを風力発電によるものにしており、WWFから日本初のWindMade認定企業にもなっています。環境負荷には徹底的にこだわり、「オーガニックな会社をつくりましょう」を合言葉に経営されています。池内社長は第一回の受益者総会のパネルにも登壇されました。
■ 第四期決算と分配金
7月19日に結い2101は第四期の決算を迎えました。目標リターンである5%(信託報酬控除後4%)を上回っていることもあり、今期は1万口あたり500円の分配金が出ました。基準価額を見ると年率5%を上回った分の約25%に相当する金額でしたがどの程度の分配方針で考えているのかは確認してみたいと思います。
■ 純資産総額が50億円に!
7月24日に結い2101の純資産総額が50億円を突破しました!おめでとうございます!
■ 6月の売買動向
株式比率は新しくエー・ピーカンパニーを組入れたこともあり、56.4%→56.7%に微増しました。
現時点での非公開の組入会社は1社です。
債券への投資も新規に池内タオルを組み入れたことにより、2.3%→4.9%に増加しました。非上場の会社への投資については5%を上限に行うと運用ルール上定められていますので現行の純資産額においてはほぼ上限になっています。また、トビムシの債券への追加投資も行われ、組入比率の2位になっています。
社債への投資の場合、株式と違っていつでも購入・売却できるわけではないので一時的に上位に登場しますが、純資産額が増えるに従って相対的に下位に下がっていきます。