第三回鎌倉投信受益者総会レポート(3)ツムラ 加藤社長講演
2012-09-30


 効能は感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん。

 炎症性疾患などにも効果があるが自己判断ではなく先生に見立てをいただいた上で服用して欲しい。

 一回2.5g 67円 保険ではその3割負担になる。非常に安価。


 漢方で風邪の治療は難しい。

 体調や症状によってたくさんの選択肢をもっている体質や胃腸の状態によって与えてはいけない薬もある。胃腸の弱い人に葛根湯は胃腸障害をおこす。そのため、ツムラではほとんど医療用に販売している。


 葛根湯とアスピリンを分析した3Dグラフ

 アスピリンは成分がはっきりしているのに対して葛根湯は7つの成分をまぜているので複雑な構成になっている。このあたりが漢方が科学的ではないと言われる所以。

 しかし、この組み合わせの妙が副作用を軽減したりしている。薬のしくみが西洋医学と全く違う。


【理念経営】

 社長に就任してから中国などを含めて3,800人の社員全員と挨拶や乾杯しながら今後について話している。悪い会社からそれなりの会社になって、これからいい会社へ向かっている。

 人の判断ではなく、経営理念をはっきりとすることが大事


「自然と健康を科学する」これがツムラの経営理念

 日本の医療にしっかりと貢献し続ける

 しかし、一番下では一人ひとりが握手しながらまわっている。


 漢方薬を科学的に分析してこのレベルで販売している会社は世界中でツムラだけ。

 プラントなども全て独自技術になっているため、全て考える必要がある。

 理念にもとづいて行動する他に、自ら考える必要がある。



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