いい会社の理念経営塾(5) アニコム損害保険 小森伸昭氏
2013-05-25


水曜日にNPO法人いい会社をふやしましょうが主催のいい会社の理念経営塾の5回目となるアニコム損害保険の小森社長のお話を聞いてきました。

少し遅れて参加したのですが、小森社長が変態とおっしゃる心をアイドリングさせて成長を持続させるための刺激の方策は面白いですね。実際に自分の会社にまんま取り込むのは難しいですが、少しずつでもエッセンスを取り込めていければ刺激になるのではないかと思いました。

いい会社の理念経営塾 第五回
講演テーマ: 『涙を笑顔に、保険を変える』
講 師  :小森伸昭氏 アニコム損害保険株式会社 社長 
日 時  :2013年5月22日(水) 19:30〓21:00
場 所  :JR品川イーストビル20F
主 催  :NPO法人 いい会社をふやしましょう(→公式HP

いい会社の理念経営塾
 第一回 未来工業 瀧川克弘氏(講演録
 第二回 アイ・ケイ・ケイ 金子和斗氏(講演録
 第三回 アチーブメント 青木仁志氏(講演録
 第四回 人とホスピタリティ研究所 高野登氏(講演録
 第五回 アニコム損害保険 小森伸昭氏(講演録


■ 保険会社は世の中に価値を創造しているのか?

保険会社での自分自身はそんなに仕事ができたと思いませんでしたが、大学の同期と比較すると給料は良かったです。
ただ、例えばトヨタは鉄鉱石から車を作り、速く走れるというだけでなく女の子にモテるというすばらしい価値を世の中に提供しているのに対して保険会社は「安心創造企業」と言ってはいますが本当に世の中に価値を創造しているのか疑問に思っていました。

預かった保険料を運用していると言っても保守的な運用でお客様に戻すお金は約半分に過ぎません。粗利50%を社員の給与などで分け合っているのです。
預かったお金はもちろん事故にあった人に返しているのですが、お客さまに半分にして返すのが世の中に対する価値なのか?という葛藤がありました。
マクロで様々なデータを分析してみると保険があるから事故が減ったというデータはありません。
保険によって救われた命がある一方で保険と世界中の事故や病気との相関関係を見ると一般的に保険が普及するほど事故や自殺は増えています。
保険金を被害者の方に支払いに行くと場合によっては遺族から娘を返せと言われることもあります。

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[講演録・セミナーレポート]

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